第2章:自信喪失とセックスレス
心因性からくる機能性勃起障害のため、何が原因かもわからずに日々が過ぎていく毎日。
ED宣告を受けてから半年ほど、バイアグラやレトビラなどの薬治療を続けていましたが、頭痛などの副作用にイラつくことも多く、一向に回復しない焦りから、感情的になるようになっていました。
彼女に会っても『自分はEDなんだ』という劣等感から卑屈な態度をとるようになってしまい、二人の仲はギクシャクしだしていました。
彼女は「もともとセックスレスみたいなもんだったんだから気にしないでイイよ」と心配して言ってくれていたのですが、そのときの私は自信喪失しており、どんな優しい言葉も責められていると感じとってしまい、すぐ落ち込んでいました。
自分でも引くくらい、この時は自分を見失っており、自分自身で破滅への道を歩んでいたのだなと感じます。
そんな生活を続ける中、ある事件が起きました。