第1章:気付いた時はもう遅い
当時34歳だった私は典型的な仕事人間でした。中小企業でしたが課長というポストももらい、休日出勤が当たり前のような生活をしていました。
そんな私でも一年半ほど前からお付き合いしてくれていた6歳年下の素敵な彼女がいました。
仕事関係で知り合ったごく普通のOLさんで、忙しいときも仕事帰りに食事に行ったり、休日前はお互いの部屋に行き来したりそれなりに良い関係を保てていました。
ただ、毎日の仕事に疲れていたせいかセックスはほとんどせず、3ヶ月ぶりにしようとしたとき、勃起しなかったのです。
そのときは疲れているからだと思っていました。
彼女も「しばらくぶりだから起ち方を忘れちゃったんだよ」と笑っていました。
その後、何度か彼女がいないときにエッチなサイトなどを見てみましたが、興奮するのに起たない。
不安に思って彼女に内緒で病院に行くと、今でも忘れられない悲しい宣告が待っていました。
「EDですね」